
更新日 H20.07.14
シックハウス症候群とは、住宅の中に存在する何等かの有害物質に身体が影響を受け、健康障害を引き起こす環境問題の事です。
具体的には、
頭痛(偏頭痛・ガンガンする等)
吐き気
目の痛み(充血・結膜炎等のアレルギー症状)
喘息、咳や喉の痛み
湿疹(蕁麻疹・身体がチクチクする)
等の症状が報告されています。

原因としては幾つかの要因が考えられますが、シックハウス原因は大きく2種類の原因に分類されます。
一つは住宅建材等に含まれる揮発性化学物質(ホルムアルデヒド・VOC・可塑剤等)です。
特にホルムアルデヒドは、発ガン性物質としてよく知られています。
当然、建材のホルムアルデヒド濃度に対しては建築基準法により一定の規制が設けられていますが、有害物質自体は数多く存在しますので必ずしも住宅の安全が保証されている訳では有りません。
二つ目はカビやダニ等によるものです。
空気中に浮遊するカビを吸い込む事で、喘息や鼻炎を引き起こす原因になりますし、子供や高齢者等には内臓にカビが繁殖するといったケースも確認されていますので要注意です。
ダニによるアレルギー症状については、喘息や鼻炎・結膜炎等の主反応であるI型反応(即時型)とダニ刺されによるW型反応(遅延型)が有ります。
しかしダニのやっかいなところは、ダニアレルギー自体がダニのたんぱく質により起こる為、ダニの糞や死骸にも人体が影響を受けてしまう点に有ります。
つまりダニを死滅させるだけでなく駆除や除去を施さないと解決には繋がらないと言えます。
エコリフォーム(自然素材・天然素材等を使用したリフォーム)をすればシックハウス症候群が解消されると考えられている方やシックハウス対策にはエコリフォームだと定義付けされる方がみえますが、それは原因が揮発性化学物質の場合に限られてしまいます。
ですからシックハウス対策を考えられる方は、まず最初に住宅のシックハウス診断を受ける事が必要です。

ホルムアルデヒド等の濃度測定は勿論の事、ハウスダスト(1gあたり数千匹のダニが居ると言われています。)の環境測定や生活スタイル・設備機器の使用状況に亘るまで総合的に検証していく必要が有るからです。
また一般的に自然素材の代表の様に扱われている珪藻土も幾つかの問題を抱えていますので、シックハウス対策を考える上で自然素材の使用が絶対と云う訳でも有りません。